FCバルセロナのFWレオ・メッシは、サンドロ・ロセル会長の手紙を添えて、バイエルン・ミュンヘンのカール・ハインツ=ルメニゲにユニフォームを送った。
レオ・メッシは、今年、年間91ゴールをマークし、世界新記録を樹立した。その結果、ゲルト・ミュラーが保持してきた世界記録(1972年85ゴール)を、2012年にメッシが塗り替えることになった。メッシは、‘魚雷’と呼ばれたミュラーのゴールを記念したいと考え、「ゲルト・ミュラー様へ 敬愛の念を込めて」と自筆で記したユニフォームを送ることにした。
元バイエルン・ミュンヘンのFWでドイツ代表選手でもあったゲルト・ミュラーは、自身の記録をベティスのホームで打ち破ったメッシについて、「彼は信じられないサッカー選手だ。偉大でありながら、同時にフレンドリーでプロ意識も高い」と表現している。
バイエルン・ミュンヘンの最高責任者、カール・ハインツ=ルメニゲ宛に送られたユニフォームには、サンドロ・ロセルからの手紙が添えられ、そこには「ゲルト・ミュラーという偉大な人物に敬意を表します」とあり、また、その記録があったことが、「メッシにとって、やる気を持続させ、遂にそれを超えさせた」理由になったのだと考えている、と記されている。
また、「バイエルンとそのファンの方々に、私どものクラブは心からの敬意を表し、二人の選手を通して、両者の歴史的なつながりをここで改めて確認し、この二人の選手が各クラブにとって、スポーツ面における手本であり、それぞれのクラブの思いを表していることをここに表現するものであります」とバルサのロセル会長は、改めて指摘している。